2.新幹線の車内販売【アルバイト体験談】

新幹線の車内販売員のイラストとタイトル

こんにちは! しばみーです。

今日はアルバイト体験談の2回目、学生当時にネタ作りのために始めた「新幹線の車内販売」です。

※私が学生時代の経験なので、現在の状況とはずいぶん違うと思います。読み物としてお楽しみくださいー。

概要

内容:お弁当、ホットコーヒー、ビールなどの飲み物、おつまみなどを販売する

 

場所:走行中の新幹線車内

 

時給:1,100円くらい?(祝日は100円増)

 

時期:1997年くらい

 

服装:制服貸与、パンプスは規定のものを購入

 

向いていると思われる人:パンプスに履きなれている人、体力のある人、大きな声を人前で出せる人

 

収入:特別時給が高いわけではないので、ガツンと稼げるわけではない

 

アルバイトを見つけた場所:アルバイト情報誌

アルバイトの内容と感想

研修

おじぎの角度手の置き場(おへその下あたりに両手を重ねる)、言葉遣い服装などをみっちり研修で教えてもらいました。

車両に入る際にまず一礼してから、車内販売を始めます。

車両を出る前にもう一度、礼をしてから出てください、というようなことを3日間くらい学びました。

 

数人で研修を受けたのですが、同期の皆とは同じシフトで仕事をすることがなく、ここで終わりでした。せっかく仲良くなったのに残念。

 

新幹線ではなく寝台特急に乗車が決まった方は、とびきり美人で応対も丁寧な方でした。そういう方しか寝台特急には選ばれないのかも?

寝台特急は時給も200円くらい違っていた気がし、拘束時間(電車に乗っている時間)が段違いに長いので、稼げていいなーと羨ましかったです。

内容

制服に着替えて乗車したらお仕事スタートです。

私は朝~昼過ぎのシフトに入っていたので、朝出発→(新幹線内で仕事)→到着→お昼休憩→出発→(新幹線内で仕事)→到着というスケジュール。

 

乗車するとすぐに食堂車でお弁当やホットコーヒーが入ったポット缶ジュースや缶ビールなどを補充したワゴンをゴロゴロして出発です。

  1. 食堂車からワゴンを運び、スタート
  2. 先頭まで行って食堂車まで戻る
  3. 車両の中で車内販売
  4. 食堂車で売れて残り少なくなったお弁当などを補充したり、ホットコーヒーの入ったポットをたっぷり入っているものと交換
  5. 今度は最後尾にまで行って食堂車に戻ってくる

というのが一連の流れ。

 

仕事を始めてから知ったのですが、車内販売のボス(というかリーダー)は食堂車にいます。

ホットコーヒーの売れ行きを確認され、売れ行きが思わしくないと「もう少し頑張ろうねー」と叱られたりします(ノルマ制ではありません)。

 

また、ワゴンの下に缶ジュースの段ボールを積んでおり、新幹線車内の自販機の補充をすることも仕事の一つ。

自販機の補充はなかなかの重労働でした。

 

ワゴンで新幹線車内を1周した後は、下のイラストのように首から紐でぶら下げた箱にお弁当や飲み物を入れて運びます(祝日などで混雑し、ワゴンを車両に入れられないときもこの姿)。

駅弁の入った箱を首から下げて販売する人

いらすとやさんからお借りしました

大変に大変に重く、これは若かったからできる仕事でした。

「お弁当にコーヒー、お飲み物はいかがでしょうか?」

これが一つの決まり文句。この言葉を繰り返しながら、車内を歩きます。

 

ホットコーヒーは当時250円か300円程度だったと思うのですが、一番売れました。

食堂車で淹れたレギュラーコーヒーなので香りもよく、ほかのお客さまが飲んでいると自分も飲みたくなるんでしょうねー。

 

あと、新幹線の移動ってやっぱり長時間座り続けるので、疲れるんですよね。

香りのいいコーヒーを飲んで仕事の合間に一服、といったところでしょうか。

 

コーヒーは熱いので、お客さまに渡すときに失敗して火傷をさせてしまわないように気を付けます(ここは研修でも何度も注意された点)。

自分の手元でしっかりコーヒーを入れ、蓋をして両手でお客様に渡す。

おっちょこちょいの私ですが、何度も注意されたのでお客さまに火傷させることはありませんでした。

 

その他のお弁当やおかし、おつまみなどはお客さまに頼まれたものを手渡し、お金の受け渡しをして終わりなので、作業としては単純なものでした。

静かな場所で一人で大声を出すのは気持ちいい

このアルバイトの良かった点は、車内で美しい大きな声を出しながら練り歩くということの気持ちよさを知ったこと。

気分は「私、女優よ?」てなもんです。新幹線は私の舞台(二時間ドラマの殺人事件で殺されそう)。

 

おどおどしていると売れないので、堂々と胸を張って自分なりに美しい声を出す。

カラオケの気持ちよさと似ているかもしれません。そして、自分が気持ちよくやっている方が声もよく届くので、売れるのです。

車窓からの風景

車内販売のワゴンが車両内にあるとお客さまの通行の邪魔になります。なので新幹線が駅に停車しお客さまが移動する前に、車両と車両の間にワゴンを移動します。

 

停車前から発車して落ち着くまではすることも特にないので、アルバイトの私にとってはつかの間の休息。

 

車窓から青々とした緑、山あいの風景を見られる瞬間はとても素晴らしいものでした。

山、緑、青空

写真はイメージです

終電に乗った車内販売員はどうするの?

こちらは小ネタです。

自分は経験していないのですが、終電に乗った車内販売員は終着駅の近くにある宿舎に泊まり、次の日の始発で帰ってくるそうです。

バイト仲間

しばみーさんも終電やりなよ! 泊まったら地元のおいしい日本酒みんなで飲みながら宴会するんだよ、楽しいよ!

と誘われました。本当に楽しそうだな! でも次の日始発の飲み会ハードだな!

結局、都合が合わず経験できませんでした。残念。

困った点

仕事をする上でいくつか困った点もあるのでまとめておきますね。

・コーヒーが売れないと食堂車のボスに怒られる

 

朝起きるのが大変(始発のシフトだったので)

 

・お昼休憩が45分くらいしかない

 

新幹線の車内は結構揺れる。その中でパンプス履いて仕事するのは体力的に辛かった

 

・お昼を食べられる場所がないので、せっかく遠くまで行くのにいつも駅そば

 

・混んでいるときは、お客様に囲まれてワゴンが身動き取れなくなる

 

・首から箱をぶら下げるのが重い

 

こんなところでしょうか。

まとめ

向いている人・向いてない人

新幹線に乗ることが好きな方は、それだけで車内販売のアルバイトに向いていると思います。

車窓の景色も楽しめるし、アルバイトしながら旅気分を味わえますよ!

 

女性はパンプスを履いてのお仕事になります。パンプス、慣れてないと歩くだけで足が痛いですよね。

飛行機のCAをされていた人も同じことを言われていたのですが、「結構揺れる乗り物の中でパンプスで立ってるだけでも大変」

 

ふらつかないように両足で踏ん張りながら笑顔でお客さまと接するのは、たぶん想像以上に大変な作業だと思います。

なので、体力が必要です。

 

また、静かな新幹線の車内で大声を出して歩いていくので、恥ずかしくて大きな声を出せない方はキビシイかもしれません。

収入と得られたもの

世の中の一般的なシフトと違い、シフトがすべて新幹線の時刻表によります。希望を出した時間内に何往復できるかで働ける時間が決まります。

なので、9:00~18:00で働きたいなぁーと思っていても、新幹線のダイヤ次第。

そういうところは少し不便かもしれません。収入にも直結するしね。

 

あと、同じ新幹線でもJR各社で時給が違うようで、他の新幹線で車内販売をしている方の時給を聞いたら、私とは100円違いました。

やっぱり人気のある路線を選んだ方が良かったのかもしれません。

祝日は時給がアップする、というのは他のJR各社とも同じでした。

 

大学に通いながらこのアルバイトをしていたのですが、遠くに行けるということは、それだけでとても楽しいことでした。

東京でずっと生きていると息切れしてしまうので、遠くの土地の空を見て、天気を感じて、自然を見られるということがやっぱり一番の収穫でした。

総合評価

珍しいバイトだったので、その後何回かネタにすることができ、当初の目的を果たしました。

体がきつくて長くは務められなかったのですが、印象に強く残っているアルバイトの一つです。

新幹線の車内販売
収入
(3.0)
やりがい
(3.0)
ものめずらしさ
(5.0)
車窓の美しさ
(5.0)
体の疲れ具合
(5.0)
総合評価
(4.0)

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