1.革の保湿クリームの実演販売【アルバイト体験談】

デモンストレーションセールスと書かれた写真

こんにちは! しばみーです。

今日は初めてのアルバイト体験談をお送りしたいと思います。

 

日本国内にいろんな仕事をしている方がいて、そこからいろんな風に世界が見えるんですよー。

仕事の大変さ、楽しさ・やりがい、収入面でのお話、そんなことをこの「アルバイト体験談」シリーズでお伝え出来たらと思います。

 

今日はまず実演販売のお話。通り過ぎる人に声をかけるタイミングなど、なかなか考えることが多くやりがいのあるお仕事でした。

 

※こちらのバイトは過去の経験です。現在とは違う点もありますが、「昔はそうだったのねー」という読み物としてお楽しみくださいー

概要

内容:革の保湿クリームの実演販売(期間中ずっと一人で実演と販売を続ける)

時期:1999年頃

場所:大型店舗

時給:1,000円(くらい)

時間:10:00~19:00

期間:2週間

向いていると思われる人:知らない人に話しかけるのが苦にならない人

収入:体・心の疲れはないがぼちぼち

アルバイトを見つけた場所:内外学生センター※

※内外学生センター:学生にアルバイトを紹介していた公的機関。現在はアルバイトのあっせんは行っていないようです。

いつか内外学生センターのことも書きたいな。通称「学徒」でした(以前の名前が動員学徒援護会だったため)。

アルバイトの内容と感想

仕事の内容はこんな感じ

大型店舗のエスカレーター前の特設売り場にて、革の保湿クリームの実演販売を行います。

自分は低い椅子に座った状態で、通りかかるお客さんに声をかけ、「クリームを塗ると元の革の色が戻りますよ」「2~3分で終わります」と革にクリームを塗らせてくれる相手を探していきます。

 

誰かが乗ってきたら、靴にクリームをスポンジで塗り込みながらセールストーク

 

天然成分100%なんで安心です」

革に浸透していって、色が元の色に戻ってきているの、わかります?」

「奥まで浸透してくれるから、革を内側から守ってくれるんですよー」

 

お客さまは実演販売に参加という高いハードルを越えてきている方なので、負担を減らせるようわかりやすい言葉でフランクに説明します。

過激な演出がキモ

ここらまで話したら、靴の片方のクリーム塗りは終了するので、そこでいきなりクリームを塗った靴のつま先に霧吹きで水を吹きかけます

(この”演出”は雇用主からの指示です、念のため)

お客さま

わーっ!? なに!?
いきなりすいません(笑)。ほら、水をはじくでしょう?

しばみー

お客さまは困惑しながらも、革靴が本当に水をはじいていることに納得してくれます。

 

そこで一気に

革を守ってあげるだけじゃなくて、水もはじくようになるから、靴のお手入れがこれ一つで全部すんじゃうんですよ!

しばみー

と畳みかける

ここが一番の見せ場です。

  1. クリームを塗る
  2. 革の色が戻ってくる(乾燥した革に水分が戻るから)
  3. 水をはじいて水滴が転がり落ちる(オイルを塗っているから)

ここでお客さんが納得してくれる、という寸法です。

ちなみに、本当にこの商品はいいものなので、霧吹きで水をかけてはじかなかったことは2週間で1,2度しかありません(失敗した時は平謝りでした……)。

さらにダメ押し・セールストーク

まだ続きます。もう片方の靴にクリームを塗りながら、ダメ押ししていきます

 

「靴墨を塗ると、手が黒く汚れちゃったりするのが困りますよねー」

「大切な革靴はやっぱり長く使いたいですもんね」

 

こちらからの答えだけは用意しておくけど、基本的には革靴の手入れの大変さ、困る点をお客さんから聞き出すことが大事。

その困った点(靴墨は手が汚れる、靴墨と防水スプレーを両方買うのがイヤ、防水スプレーは臭い、革靴は高いのに手入れが大変など)に対して、この商品は応えることができますよ、と穏やかに話していきます。

 

ここまでいけば、6割くらいの方はクリームを手に取ってレジに吸い込まれます。(やりました!)

 

その他、ブランドもののバッグなどを持ち込まれる女性の方もいらっしゃいました。

でも、そういう女性の方はお礼を軽く言って立ち去ってしまい、商品を買わない方が多かったなあ……まだまだ未熟でした。




工夫した点はこんなところ

このアルバイトは、一連の流れ(実演の案内を大きな声でする→クリーム塗りの実演(水かけ含む))以外は個人の裁量に任されていました
なので、特にマニュアルがあるわけではなく、自分なりの販売方法の工夫が必要でした。

言葉遣い

いろいろ試した結果、丁寧な言葉遣いよりもフランクな言葉遣いをしていました。ぎりぎり丁寧語くらいの。

 

「けっこう水はじきますよねー」

「この靴はどれくらい履いてるんですか?」

 

これくらいの感じで話す方がお客様からの返答も「ほんとだ、水はじくんだねー」「うーん、3年くらいかなー」とフランクに返ってくるのでやりやすかったです。

店舗の雰囲気、実演販売というスタイルから、友達感覚くらいの方が合っていたみたい。

ターゲット

やっていくうちに気付いたのですが、ターゲットは30~40代の男性。

このクリームは革全般に使えるのですが、やはり革靴のお手入れにピッタリ、というと興味を示してくれることが多かったです。

 

女性は商品に興味がないこともないのですが(革のバッグを持っている方が多いので)、なかなか実演販売に参加するということ自体に拒否反応が強く、難しかったです。

 

男性は靴磨きの実演をすると大抵1個は買ってくれるんですけど、女性は「どうも~♪」と軽く言われて去られるという連敗が続きました。

ここは私の性格・相性の問題もあるかもしれません。

説得しようとしない

「買ってちょうだい!」と一切思わずに、さらっと営業トークをすることに専念しました。

説得したい、動かしたいと思うと、人は本能で嫌がると思ったからです。

 

この商品そのものに力があるので(ものはいいし、値段も相応)、あとはその魅力を伝えてあげるまでが私の仕事、くらいの気持ちでした。

今すぐ買ってくれなくてもいいのです。いつか気が向いて買ってくれれば(この考え方は様々な販売・営業職をしている間にたくさんの先輩が教えてくれたことの一つです)。

 

ほんの少しの疑念

あと……これは私の考えすぎかもしれないのですが。

こちらのお仕事は女子大学生限定での募集でした。

 

ひざまずいた女性が、自分が履いている靴をせっせと磨いてくれる、ということが男性に対してどんな感情を持たせるんだろう、と考えてしまいました。

なんとなく「かしずく」とか、そういうことを連想させるのかな、と……。

 

靴をせっせと磨くことは楽しかったのですが、なんとなく男性の反応が私にとって気持ちよくない、と感じながら働いていました。

「稼げればいい」「使えるものはなんでも使う」と自分に言い訳していましたが、そういう疑念とか気持ち悪さは自分の心の奥の方に重く沈殿したものを残してしまうので、やっぱり辞めておけばよかったな、と思う部分も正直あります。




まとめ

向いている人・向いてない人

どんどん人に話しかけることが苦にならない人がやっぱり向いていると思います。

「相手に楽しい気分を手渡す」というと、テーマパークのアルバイトなどが思いつくかと思いますが、実演販売もそのようなエンターテイメントの要素があるからです。

とはいえ、私は引っ込み思案で内向的な人間ですが、仕事だとキャラクターを変えることができるので、そういう方も向いているかもしれません。

 

実演販売が始まれば自分のペースでお話していけるのですが、まずは実演させてくれる相手を探すことが大変です。

店内で大きな声を出しながら注目を集め、興味がありそうな顔をしている人、ノリのいい人にターゲットを定めて声を掛けます。

 

なので、人から注目されると恥ずかしくなってしまう人にはキビシイかもしれません。

収入と得られたもの

朝から夕方まで、8時間の労働で交通費別で当時1日8,000円ほどでした。

他のアルバイトと比べて、高くもなく安くもなく。

 

ただ、用意された小さな椅子に座ってできる仕事なのでそんなに体の疲れは残らなかった記憶があります。

どなってくるようなお客さまもいないので、精神的な疲れもなく、他のアルバイトや学業に支障をきたすということもありませんでした。

 

自分の営業トークの術をいろいろ試行錯誤して試すことができ、私にとっては楽しい仕事でした。

総合評価

実演販売(靴クリーム)の評価
収入
(3.0)
体の疲れ具合
(5.0)
面白さ・やりがい
(4.0)
セクハラ度合…?
(5.0)
総合評価
(3.0)

 

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