4.亀戸駅前でビラ配り【アルバイト体験談】

こんにちは! しばみーです。
アルバイトの体験談を書いているこのシリーズですが、私が経験したなかで最も稼げなかったアルバイトがこのビラ配りバイトになります。

※私が学生時代の経験(20年くらい前)なので、現在の状況とはずいぶん違うと思います。読み物としてお楽しみくださいー。

概要

内容:JR/東武鉄道・亀戸駅前で英会話スクールのビラを配る

場所:亀戸駅前

時間:9:00~18:00(休憩1時間)

時給:完全歩合制

期間:1日のみ

時期:1993年頃

向いている人:鋼のメンタルの持ち主、周囲の冷たい反応が苦にならない人

収入:全く稼げない

アルバイトを見つけた場所:アルバイト情報誌

アルバイトの内容と感想

ビラ配りスタート!

朝、亀戸駅前に集合します。

 

担当の方に「なんとなくこの辺で。」とざっくりした指示をもらい、ビラを段ボール箱ごとどさっと渡されます。

段ボール箱を自分のわきに置いて、ビラ配りスタートです。

 

恐ろしいことにこのアルバイトは歩合制だったので、とにかく配るしかありません。

インセンティブ、なんていう言葉はありませんでした。基本給なしの完璧な歩合制です。

 

私の配っていたビラは、A4の半分くらいの紙にカラーで「英会話なら〇〇スクール」などと書かれているビラです。

ティッシュではありませんし、ビラにホチキスでキャンディーの袋がついている、というおまけもありません。

 

なので、周囲の英語に興味のない方からしたら「ただのゴミ」です。

もちろんそれは私も重々承知。それでも配らないとお金になりません。

 

興味本位で応募した完全歩合のアルバイトですが、始まって早々に敗戦が濃厚な空気となってまいりました!

生死を分ける位置取り→敗北

ビラ配りで重要なのは位置取りです。

どの場所で配るのか、他のビラ配りの方との闘いです。

 

今回は、会社の人が他のビラ配り業者の方ともめないような場所をセレクトしてくれた場所でした。

「もめない」=「配りにくい」場所でもあります。

 

私の配っている場所より駅側、人の流れでいうと上流にビラと一緒にキャンディー1袋を配っている方が現れました。

たったそれだけ、のようですが、

「食べられるもの」>>>(越えられない壁)>>>「ゴミ」(ただのビラ)

です。

キャンディーつきのビラは受け取ってくれる人が、私のビラを受け取ってくれません。

 

「こっち(のビラ)は何もついてないの? じゃあいらないよ」

と言ってくる方もいます。ですよねー……。

受け取ってもらえるビラの配り方

せめて配り方、話しかけ方(「英会話スクールの〇〇キャンペーン行ってます!」)で工夫したいと思うのですが、どうもうまくいきません。

この頃私はまだ高校生。人様に聞いてもらえる話し方というものを、まだ習得していなかったのでした。

 

配り方を工夫して、「あっと思ったときには目の前にビラがあって思わず受け取ってしまう」という配り方を見つけました。

目の前に差し出されて腹が立つ距離と、思わずビラを受け取る距離は微妙に違っていて、あまり怒られずにビラを手渡すことができるようになりました。

心に突き刺さる言葉の数々

自分が配っているものが「ゴミ」であるという意識はあるものの、自分に投げかけられる言葉に心をかなりやられてしまいました。

「いらないよ」

「(一度手に取ったあと)やっぱりいらない」(ビラを突き返す)

「……」(無言だが睨みつけられる)

「やめてください!」(逃げられる)

自分がみんなの嫌われ者のG(あの嫌われ者の虫です)になったような気持ちになり、朝の元気な気分は瞬間でどこかへ消え去ってしまいました。




地獄に仏

どうして興味本位でこんなバイト始めてしまったんだろう……と後悔していたところに、ぐうぜん高校の先輩が通りかかりました。

あれ? しばみー、どうしたのこんなところで。

高校の先輩

しばみー

あ、先輩! 今ビラ配りしてるんです。

何も言わずにこの紙束を受け取ってください!!!

え? あ、ああ、これから帰るだけだからいいけど……

高校の先輩

しばみー

ありがとうございますー!!!

本当に本当に助かりました! ありがとうございますぅーーーー(涙)

 

頭の上に「?」が浮いているような顔で先輩は去っていきました。

この先輩がいなかったら、本当にまずいことになるところだったんです。

心も体も疲れ切って時給250円

ビラは配れず、交通費を引いたらなんと時給250円という惨憺たる結果に……。

これはしばみー史上最低時給の記録として今も燦然と輝き続けています。

 

とにかく敗因は心が折れてしまったこと。

途中から一切頑張れなくなりました。人から拒否され続けることがこんなに辛いとは思わなかったです。

気合いが入らないどころか、立つのがやっとなくらい疲れ切りました。

 

その結果が、時給250円。


まとめ

向いている人・向いてない人

人から嫌がられようが、とにかく仕事をしてお金になればそれ以外のことは気にならない、といった鋼のメンタルの持ち主にはぴったりのお仕事です。

そうではない数多くの普通に心が折れる方には、駅前での完全歩合制のビラ配りはおすすめしません。

収入と得られたもの

収入は時給250円(先輩に渡したズル含む)という惨憺たる結果でした。

お小遣いにもなりません。

 

得られたものは「もう駅前でのビラ配りのアルバイトはしてはならない」という教訓です(数年後にリベンジと称してまたやるんですが)。

総合評価

今はビラ配りの人から何か渡されそうになったら、穏やかな声で「いりません」と答えます。

 

激しく「いりません!」と言われるとつらい気持ちになるのですが、穏やかに「いりません」と言われると「ですよねー」と思えたから。

穏やかな拒否は、まだそのビラ配りの方と対話しているというか、相手を人として見ている感じがするのです。

 

「配られたものを受け取って自分で捨てる」という方法もあるかと思います。

でも私としては穏やかに受け取らないことで「その仕事は止めた方がいい」というメッセージは伝えたいんですよね……。

亀戸駅前でビラ配り
収入
(1.0)
心の病み度
(5.0)
体の疲労度
(5.0)
ヤル気喪失度
(5.0)
二度とやりたくない度
(5.0)
総合評価
(1.0)

(おまけ)

この後数年後、大学生になってビラ配りにリベンジしました(あまりにも挫折感が強かったので)。

そのときのことはまた改めて書きますね!

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